その屋根、本当に塗って大丈夫?塗装に適さない屋根材があります
2026/08/03
こんにちは。株式会社長岡建装です。
屋根の色あせや剥がれを見て、
「そろそろ屋根塗装をした方がいいのかな?」
と考える方は多いと思います。
しかし、最初に知っていただきたいことがあります。
すべての屋根が、塗装によるメンテナンスに適しているわけではありません。
屋根材の種類や劣化状態を確認せずに塗装すると、施工後わずかな期間で塗膜が剥がれたり、結果的に別の屋根工事が必要になったりする可能性があります。
大切なのは、使用する塗料を決めることよりも先に、そもそも塗装できる屋根なのかを正しく見極めることです。
この状態で、そのまま塗装しても大丈夫?
今回の写真では、屋根表面の剥がれや欠損、端部の傷みが広い範囲に見受けられます。
このような状態で「塗料を塗ればきれいになる」と考え、すぐに塗装を進めるのはおすすめできません。
ただし、写真だけで屋根材の製品名や下地の状態まで断定することもできません。
実際の診断では、次のような項目を確認します。
- 屋根材の種類や製品名
- 建築された年代
- 表面だけが剥がれているのか
- 屋根材そのものが層状に剥がれているのか
- ひび割れ、反り、欠損の範囲
- 棟板金や釘の浮き
- 防水シートや野地板の状態
- 雨漏りの有無
見た目が似ている屋根材も多いため、外観だけで判断せず、劣化の原因まで確認することが重要です。
塗装は屋根材を新品に戻す工事ではありません
屋根塗装には、色あせた表面を整え、紫外線や雨風から屋根材を保護する役割があります。
一方で、塗装によって次のような問題を元に戻すことはできません。
- 屋根材自体の強度低下
- 層状に進んだ剥離
- 広範囲のひび割れや欠損
- 腐食した野地板
- 劣化した防水シート
- すでに発生している雨漏り
例えるなら、表面がボロボロになった紙の上から塗料を塗るようなものです。
一時的にきれいに見えても、下の素材が剥がれれば、塗膜も屋根材と一緒に剥がれてしまいます。
さらに、劣化が進んだ屋根材は、高圧洗浄や施工中の歩行によって傷みが広がる場合もあります。
そのため、屋根塗装は「塗れるか」ではなく、塗装後も十分な効果が期待できる状態かで判断しなければなりません。
塗装が適さないと判断される主なケース
1.屋根材が層状に剥がれている
屋根材の先端がミルフィーユのように薄く重なって剥がれている場合、表面塗装だけでは改善できません。
塗料が密着しても、その下の屋根材ごと剥がれる可能性があるためです。
2.ひび割れや欠損が広範囲にある
部分的なひび割れであれば、差し替えや補修後に塗装できる場合があります。
しかし、屋根全体にひび割れや欠けが広がっている場合は、屋根材自体の強度が低下している可能性があります。
何十枚も補修しなければならない状態では、塗装よりもカバー工法や葺き替えを検討した方が、長期的には安心できることがあります。
3.屋根材の反りやズレが大きい
屋根材が大きく反っていたり、固定が弱くなってズレていたりする場合も、塗装だけでは解決できません。
強風による飛散や雨水の浸入につながる可能性があるため、固定部分を含めた確認が必要です。
4.防水シートや野地板が劣化している
屋根から雨水を守るうえで重要なのは、表面の屋根材だけではありません。
屋根材の下には防水シートがあり、さらにその下には野地板があります。
雨漏りや下地の腐食が発生している場合、表面を塗装しても内部の問題は改善されません。
5.そもそも塗装を必要としない屋根材
陶器瓦やいぶし瓦など、基本的に表面塗装を必要としない屋根材もあります。
この場合は「塗装しない=メンテナンス不要」という意味ではありません。
瓦の割れやズレ、棟部分、漆喰、固定金具などは定期的に点検する必要があります。
塗装できない屋根は、どう直す?
屋根塗装が適さない場合、代表的な改修方法は「カバー工法」と「葺き替え」です。
カバー工法
既存の屋根を残し、その上から新しい防水シートと金属屋根などを施工する方法です。
既存屋根の撤去が少ないため、葺き替えより工期や廃材を抑えやすいというメリットがあります。
ただし、野地板の劣化が激しい場合や、建物の構造上、屋根の重量を増やすことが適切でない場合には施工できないことがあります。
葺き替え
既存の屋根材を撤去し、防水シートや野地板を確認・補修したうえで、新しい屋根材へ交換する方法です。
雨漏りが発生している場合や、下地まで傷んでいる場合、既存屋根の状態がカバー工法に適さない場合に検討します。
費用だけを見ると塗装より高くなりますが、傷んだ下地まで確認できるため、屋根全体を根本から改修できる方法です。
ご自宅の屋根を安全に確認するポイント
次のような症状が見られる場合は、塗装の見積もりを取る前に屋根材の診断をおすすめします。
- 屋根材の先端が薄く何層にも剥がれている
- ひび割れや欠けが屋根全体に広がっている
- 雨どいや庭に屋根材の破片が落ちている
- 屋根材に大きな反りやズレがある
- 天井や屋根裏に雨染みがある
- 自宅の屋根材名が分からない
- 「塗装できない屋根かもしれない」と指摘された
屋根は滑りやすく、大変危険です。ご自身で屋根に上がって確認することは絶対に避けてください。
地上や窓から見える範囲で確認し、気になる症状があれば専門業者へ点検を依頼しましょう。
訪問業者に「屋根が危険」と言われたら
突然訪問してきた業者から、
「屋根が浮いています」
「今すぐ工事しないと雨漏りします」
と言われても、その場で契約する必要はありません。
まずは写真を見せてもらい、どこがどのように傷んでいるのか、なぜその工事が必要なのかを確認してください。
信頼できる業者か判断するときは、次の点も重要です。
- 屋根材の種類を確認している
- 写真を使って状態を説明している
- 塗装で直せる範囲と直せない範囲を説明している
- カバー工法や葺き替えも含めて比較している
- 工事を急がせず、検討する時間を設けている
不安な場合は、別の専門業者にも点検を依頼し、意見を比較しましょう。
「塗ること」より「塗って大丈夫か」の確認が先です
屋根メンテナンスで最も避けたいのは、塗装した直後に不具合が発生し、数年後にカバー工法や葺き替えが必要になることです。
屋根材に合わない工事を選ぶと、塗装費用と屋根改修費用の両方がかかってしまいます。
だからこそ、株式会社長岡建装では、塗料のご提案をする前に屋根材と劣化状態を確認します。
塗装が適している屋根には、状態に合った塗装をご提案します。
反対に、塗装による効果が期待できない屋根には、無理に塗装をおすすめせず、その理由と適切な改修方法を正直にご説明します。
岐南町・岐阜周辺の屋根点検は長岡建装へ
株式会社長岡建装は、岐阜県羽島郡岐南町を中心に、岐阜市・各務原市・羽島市周辺で、屋根塗装・外壁塗装・防水工事・板金工事などに対応しています。
一級建築塗装技能士が屋根の状態を確認し、お住まいの状態やご予算に合わせた施工方法をご案内します。
「屋根塗装の見積もりをもらったけれど、本当に塗って大丈夫?」
「自宅の屋根材が何か分からない」
「塗装とカバー工法のどちらがよいか知りたい」
このような段階でも、お気軽にご相談ください。
大切な住まいを長く守るために、まずは現在の屋根の状態を正しく知るところから始めましょう。
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株式会社長岡建装
住所 : 岐阜県羽島郡岐南町伏屋3丁目213−2
電話番号 :
080-1293-1214
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